「唯一無二」
海と山の
テロワール
佐渡は気候・風土が食材の美味しさ・豊かさを約束した島。
そして、島全土の生産者が一丸となり自然を大切にしながら農作物を育て、漁業を行っているから、
米も果物も魚も絶品なんです。
佐渡では
リンゴもみかんもレモンも採れる!
佐渡沖を流れる対馬海流の影響から、本土よりも夏は気温が1~2度低く、冬は気温が1~2度高くなるため、同じ地域でリンゴもみかんもレモンも採れます。
全国でもひとつの地域でこれらの品種が採れるところは佐渡しかありません。
島と言えども佐渡はとっても大きな島。島の北側と南側では気候が若干異なり、比較的温暖な島の南側は果物の産地です。
そして、潮風によって運ばれる海のミネラルが土や農作物へと吸収され、標高1,000m以上の山から流れる生活排水が一切混ざらない清らかな川は、山のミネラルを畑や田んぼ、海に運びます。
佐渡の唯一無二のテロワールは農作物を豊かに美味しく育てます。
2つの海流と
豊かな自然がもたらす極上の海
佐渡は「日本の縮図」と呼ばれるほど、種類豊富な魚や貝が水揚げされる食材の宝庫。
佐渡沖では暖流と寒流が交差し、暖流に乗って真鯛・マグロ・スルメイカなど、寒流に乗ってスケトウダラ・のどぐろ・ブリなどが入ってきます。
そして、山からの栄養分を含んだ水が佐渡の河川から海へと流れ、プランクトンを育てているから、まさに魚にとって楽園と言える住みやすい極上の海なんです。
さらに、佐渡の海は深度も様々。
浅瀬では南蛮エビ・アワビ・サザエ・海藻。深海にはズワイガニも。
だから、佐渡では種類豊富な美味しい魚介類が獲れるんです。
自然がもたらす恵まれた環境は、日本中でも佐渡にしかありません。
2011年6月に
「トキと共生する佐渡の里山」
として
日本で初めて
世界農業遺産(GIAHS:ジアス)に
認定
生きものが当たり前に存在する環境を守り、
美味しさと安心安全を追求する。
佐渡全域で取り組んだ生産者たちの
こだわりが世界で評価され、認められました。
世界農業遺産(GIAHS:ジアス)とは
世界農業遺産(GIAHS)とは、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化、ランドスケープ及びシースケープ、農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、世界的に重要な伝統的農林水産業を営む地域(農林水産業システム)であり、国際連合食糧農業機関(FAO)が認定する制度です。
トキと共生する佐渡の里山とは
佐渡島ではトキとの共生を目指し、農薬や化学肥料を削減するだけでなく、水田とその周囲の生きものが生息できる環境を作り出す「生きものを育む農法」の取り組みを行っています。
魚・昆虫などの動物や水辺の植物をはぐくみ、それらを餌にするサギやトキなどの鳥類にも暮らしやすい環境となり、豊かな生態系を創造することができます。
気にせず農薬を使用すれば収穫量は増える。
だけど、
佐渡の生産者は
「収穫量よりも安心と美味しさを優先し、
良いものを作ること。」
という信念を持ち、
自然と共生した手間がかかる生産方法で
美味しい農作物、水産物を育てています。